書名 著者 |
内容 |
価格 発行所 |
奉教人の死
芥川龍之介 |
殉教者の心情や、東西の異質な文化の接触と融和に関心を抱いていた著者が、近代日本文学に新しい分野を開拓した「切支丹もの」の作品集。 |
380円 新潮文庫 |
こころ
夏目漱石 |
親友を裏切って恋人を得たが、親友が自殺したために罪悪感に苦しみ、みずからも死を選ぶ。孤独な明治の知識人の内面を描く秀作。 |
380円 新潮文庫 |
深い河 遠藤周作 |
亡き妻の生まれ変わりを追う夫、戦友の「罪と救い」を思う老人。さまざまな過去を背負い、一行はインドへ向かう。孤独も罪も後悔も、すべて受け止めて流れるガンジス河で、人々は自分とどう向き合ったのか。 |
620円 講談社 |
枯木灘
中上建次 |
複雑で不可避な血縁からわざと背を向けるように、主人公の秋幸は毎日太陽の下でツルハシを振るうことに喜びを見出す。だが、あることがきっかけで秋幸の真の性情が表出する。血縁や土地にしばられた人間を題材とする中上小説の集大成。 |
599円 河出文庫 |
蝉しぐれ 藤沢周平 |
清流とゆたかな木立にかこまれた城下組屋敷。普請組跡とり牧文四郎は剣の修行に余念ない。淡い恋、友情、そして悲運と忍苦。苛烈な運命に翻弄されつつ成長してゆく少年藩士の姿を、精気溢れる文章で描きだす。筆者の代表作品。 |
660円 文春文庫 |
夜明け前1部(上・下)
2部(上・下)
島崎藤村 |
黒船来航から長州征伐、王政復古へと続く幕末の激動は、山深い木曽路の宿場へも確実に波及してゆく。第17代当主青山半蔵は、国学を信望し、政治運動を願うが、木曽11宿の総代として街道の仕事は多忙を極め、思いは果たせない。 |
各609円
岩波文庫 |
季節のかたみ
幸田 文 |
頑固な性格を持ち、少女時代から父・露伴をはじめとする家族との愛憎に苦しんだ筆者。だからこそ、この作品は、人から指摘されても直せない-そんな「くせ」に対する慈愛に満ちあふれている。 |
660円
講談社(文庫) |
星々の悲しみ
宮本 輝 |
若さゆえの熱気と闇に突き動かされながら、生きることの理由を求め続ける青年たち。永遠に変わらぬ青春の美しさ、残酷さを、みごとな物語で描く傑作短編集。 |
520円
文春文庫 |
あかね空
山本一力 |
希望を胸に身一つで上方から江戸へ下った豆腐職人の永吉。永吉を支えるおふみ。彼らを引き継いだ3人の子らの有為転変を、親子二代にわたって描いた第126回直木賞受賞の傑作人情時代小説。 |
620円
文春文庫 |
李陵
中島 敦 |
司馬遷は、武帝の怒りをかって宮刑に処せられた。やがて武帝の死と共に漢と匈奴は和睦。匈奴の捕虜となっても節を曲げずにいた蘇武は漢に凱旋。李陵は異国の地で空しく生涯を終え、司馬遷は『史記』を書き上げる。 |
380円
角川文庫 |
沈まぬ太陽(上・下)
山崎豊子 |
広大なサバンナで猟銃を構える1人の男がいた。中近東からアフリカへと内規を無視した「流刑」に耐える日々は10年に及ぼうとしていた。人命をあずかる企業の非情、その不条理に闘いを挑んだ男の運命は-。 |
平均660円
新潮社 |
橋のない川(1)〜(7)
住井すゑ |
差別-その深い罪について人はどれだけ考えただろうか。誠太郎と孝二は貧しい暮らしながら温かな祖母と母の手に守られて、小学校に通い始める。だがそこに、思いもかけぬ日々が待っていた。 |
平均740円
新潮文庫 |
非色
有吉佐和子 |
終戦直後、勤め先の駐留軍キャバレーでニグロのトム伍長と知って結婚。初児のメアリを白雪姫と呼ぶ彼に黒い肌を持つ者の深い悲しみを感じた。『恍惚の人』を手がけた作者が描く、人種偏見を鋭く凝視した力作。 |
651円
角川文庫 |
その日のまえに
重松 清 |
昨日までの暮らしが、明日からも続くはずだった。それを不意に断ち切る、愛するひとの死-。生と死と、幸せの意味を見つめる最新連作短編集。 |
1,500円
文芸春秋 |
人間失格
太宰 治 |
自殺未遂、薬品中毒…。3枚の奇怪な写真とともに渡された睡眠中毒者の手記に、克明に描かれた陰惨な半生…。太宰治の自伝であり、遺書でもある作品。 |
270円
集英社文庫 |
潮騒
三島由紀夫 |
潮騒の磯の香りと明るい太陽の下に、若くたくましい漁夫と美しい乙女が奏でる純粋な恋の牧歌。古代ギリシア的人間像に対する憧れが、著者を新たな冒険へと駆り立て、端正な美しさに輝く名作が生まれた。 |
420円
新潮文庫 |
ヒロシマ・ノート
大江健三郎 |
1963年、現地を訪れた著者の見たものは、10数年後のある日突如として死の宣告を受ける被爆者たちの「悲惨と威厳」に満ちた姿であった。平和の思想の人間的基盤を明らかにし、現代という時代に対決する告発の書。 |
735円
岩波新書 |
神田川デイズ
豊島ミホ |
大学に入学したが、思うように物事が進まない。しかし、自分のやりたい事が何なのか考え始め、悩みまよいながらも一歩ずつ前に進もうとしている。かっこ悪くていたたまれなくて、ちょっぴり愛しい上京ボーイズ&ガールズのキャンパスライフ。 |
1,470円
角川書店 |
まほろ駅前多田便利軒
三浦しをん |
まほろ市の駅前に位置する便利屋、「多田便利軒」。その経営者である多田啓介、そして彼の元へ転がり込んできた行天春彦。2人の下へ舞い込んでくる、どこか奇妙で、きな臭い依頼に係わっていくうちに、さまざまな人間関係が見えていく。第135回直木賞受賞作品であり、同作品を原作とした映画が、2011年春に公開された話題作。 |
570円
文春文庫 |
火車
宮部みゆき |
休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。彰子はなぜ自分の存在を消さねばならなかったのか?いったい彼女は何者なのか?ミステリー史に残る傑作。 |
900円
新潮文庫 |
この本が、世界に存在することに
角田光代 |
第132回直木賞作家最新短編集。本への愛情をこめて角田光代が描く新境地!泣きたくなるほどいとおしい、ふつうの人々の“本をめぐる物語”が、あなたをやさしく包みます。 心にしみいる9つの短編を収録。 |
1,470円
メディアファクトリー |
海峡の光
辻 仁成 |
函館で刑務所看守の職を得た私の前に、あいつは現れた。少年の日、優等生の仮面の下で、残酷に私を苦しめ続けたあいつが。傷害罪で銀行員の将来を棒にふった受刑者となって。そして今、監視する私と監視されるあいつは、船舶訓練の実習に出るところだ。光を食べて黒々とうねる、生命体のような海へ…。海峡に揺らめく人生の暗流。芥川賞受賞。 |
380円
新潮文庫 |
四度目の氷河期
荻原 浩 |
小さい頃から何をやってもみんなと同じことができないワタル。孤独な心は誰にもわからない。5年生になったある日、死んだ父親に関する重大な秘密を発見する。その瞬間から、彼はトクベツな子どもになることにした。 |
1,800円
新潮社 |
野川
長野まゆみ |
両親の離婚により転校することになった音和。野川の近くで彼は、父と2人暮らしを始めることになった。新しい中学校で新聞部に入った音和は、仲閧スちと伝書鳩を育て始める。そこで変わり者の教師・河井の言葉にいざなわれ、いつしか音和は、鳥の目で世界を見たいと願うようになり…。2011年度課題図書。 |
1,365円
河出書房新社 |
ペンギン・ハイウェイ
森見登美彦 |
小学4年生のぼくが住む郊外の町に突然ペンギンたちが現れた。この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした。未知と出会うことの驚きに満ちた長編小説。 |
1,680円
角川文庫 |
佐藤さん
片川優子 |
クラスメイトの佐藤さん。一見普通の女の子なのだが、彼女には霊が憑いている。その霊と話ができる気弱な高校生、佐伯君。霊でつながる不思議な関係。青春時代のみずみずしさあふれる作品。 |
448円
講談社文庫 |
キッチン
吉本ばなな |
私がこの世で一番好きな場所は台所だと思う−祖母の死、突然の奇妙な同居、不自然であり、自然な日常を、まっすぐな感覚で受け止め、人が死ぬことそして生きることを、世界が不思議な調和にみちていることを、寂しさと優しさの交錯のなかであなたに語りかけ、国境も越えて読みつがれるロング・ベストセラー。 |
420円
新潮文庫 |
マルカの長い旅
ミリアム・プレスラー・作
松永 美穂・訳 |
見知らぬ場所に一人取り残され、飢えや寒さに耐え、生き抜いていくマルカと、娘を取り戻そうと苦闘するハンナ。実在のユダヤ人女性の戦時中の体験に基づき、娘と母の双方の視点から再びめぐり合うまでの日々を描く、ドイツの実力派作家による心にずしりと響く感動の1冊。2011年度課題図書。 |
1,680円
徳間書店 |
ぼくと1ルピーの神様
ヴィカス・スワラップ
子安亜弥 訳 |
クイズ番組で10億ルピーの賞金を勝ち取ったラム少年。彼のこれまでの辛い経験が全てのクイズの答えだった。彼が何かを決める時の幸福のコインは表しかない。『偶然の運』それは自分で作り出すものだから…。 |
1,900円
ランダムハウス講談社 |
星の王子さま
サン=テグジュペリ
稲垣直樹 訳 |
本当は大人のための童話です。この本を読むことによって子供の論理に近づくトレーニングができます。また、どういう大人になりたいのか迷っている高校生にとって、人生のガイドブックになるはずです。 |
998円
平凡社ライブラリー |
友情
フレッド・ウルマン
清水徹・美智子 訳 |
その人のためには喜んで生命さえも投げ出していいと思う少年の日の友情。第二次世界大戦前の暗い雰囲気を背景に、貴族の美少年とユダヤ人医師の息子の友情と別れと悲劇的な「再会」を描く。 |
1,680円
集英社 |
罪と罰(上・下)
ドストエフスキー
工藤精一郎 訳 |
独自の犯罪哲学によって、高利貸しの老婆を殺し財産を奪った貧しい学生ラスコーリニコフ。良心の呵責に苦しむ彼の、魂の遍歴を辿る名作。 |
平均680円
新潮文庫 |
デミアン
ヘルマン・ヘッセ
高橋健二 訳 |
小さな町のラテン語学校に通う10歳の主人公シンクレールは些細な理由で悪童クローマーに脅されてしまう。深く苦しんでいたシンクレールはある日彼の町にやってきたデミアンに救われる。デミアンは彼に「カイン」について、そして2つの世界について語った。そして語られた2つの事は成長後のシンクレールに大きな影響と迷いを与える事となった。善悪を越えて人間の行動を考えたい。 |
420円
新潮文庫 |
ライ麦畑でつかまえて
サリンジャー |
インチキ野郎は大嫌い!おとなの儀礼的な処世術やまやかしに反発し、虚栄と悪の華に飾られた巨大な人工都市ニューヨークの街を、たったひとりでさまよいつづける16歳の少年の目に映じたものは何か?病める高度文明社会への辛辣な批判を秘めて若い世代の共感を呼ぶ永遠のベストセラー。爽やかな内容。大人の利害のからまない、こどもの純粋な気持ちが出ている本。 |
924円
白水社 |
朗読者
ベルンハルト・シュリンク |
15歳のミヒャエルが体験した初めての切ない恋。けれど21歳年上のハンナは、突然失踪してしまう。彼女が隠していた忌まわしい秘密とは…。出版後20言語に翻訳された世界的ベストセラーの日本版。 |
540円
新潮文庫 |
兵士ピースフル
マイケル・モーパーゴ
佐藤見果夢 訳 |
ほんのはずみで兄と戦場に行くことに決めたのだった。そこは砲弾が飛び交い、毒ガスがおおいかぶさり、塹壕(ざんごう)と鉄条網に閉ざされた世界だった。憎むべき相手は、敵だけではなかった。 |
1,575円
評論社 |
書名 著者
内容
価格 発行所
中西輝政
PHP新書
坂東真理子
PHP研究所
藤原正彦
新潮新書
岩崎夏海
ダイヤモンド社
伊藤 秀二
岩波新書
いのちの<現場>を読みとく
波平 恵美子
小田 博志
春秋社
姜 尚中
集英社
「あなた」と「わたし」と「世界」をめぐって
高岡 健
青灯社